雛人形は何時出す?何時しまう?|雛人形・五月人形・浮世人形なら真多呂人形~大正8年創業~

真多呂人形のコラム

雛人形は何時出す?何時しまう?

雛人形を飾る時期について

その雅な美しさから、飾るだけで気分が華やぐお雛様ですが、
飾り付けなどの準備はいつ頃が適しているのでしょうか。
雛人形の飾り付けは、一般には立春(節分の翌日)から
2月中旬頃までがふさわしいとされています。
ですから、季節の節目である立春を目安に、
遅くとも雛祭りの一週間前までには
飾り付けを済ませておきたいものです。
なお、雛祭りの行事は旧暦を基準に行う地方もあるので、
土地の習慣を確認しておきましょう。
ある地域では、飾り付けには雨水が良いと言われており、
暖かい日差しで雪や氷が溶けた水が
雨のような滴になった日に、準備を始めるといいます。

雛人形を仕舞う時期とは

3月3日になると一斉にお雛様を仕舞ってしまう
地域がほとんどではありますが、
一部では4月3日まで飾りをしたままのところもあります。
目安としてはひな祭りから2週間前後と
覚えておけば問題はないでしょう。
また雛人形を片づけるのに最も最適と言われている日にちは
「啓蟄の日」と言われています。
啓蟄の日とは3月6日頃のことを示しています。

仕舞う時期は天候も視野に入れて

お雛様を出したままにしておくと婚期が遅れる、
という言葉をよく耳にしますが
片づける時期よりもっと大切な問題があります。
それは仕舞うときの天候です。
雛人形にとって最大のダメージは湿度です。
そのため湿度の高い雨の日に雛人形を片づけてしまうと
人形は湿気を残したまま保管されることになり、
中で徐々にカビに浸食されてしまいます。
そうすると翌年使用する頃にはもう使い物にならない、
という悲しい結末になる可能性もありますから、
仕舞うときには必ず湿度の低い晴れた日を選ぶようにしましょう。