真多呂人形ならではの、ふっくらと
優しく品よく微笑むお顔立ちが、
見る人の心を和ませる「麗鳳雛」

お衣裳は、実際に身に着ける
「正絹の帯」をそのまま使用。
帯ならではの大胆で格調高い
大きな柄が、雛人形に圧倒的な
存在感と本物の輝きを与えています。

まるで人間が自然に纏っているかの
ような写実的な造形は、
袖や膝元で表現された十二単の
繊細な表現にも見て取れます。

さらに、箔を贅沢に散らした
黒塗の飾り台と、職人による
手描きの六曲屏風が、
お人形の華やかさを一層際立たせます。

お道具の貝桶や燭台にも手書きの
本金蒔絵（ほんきんまきえ）を施した、
まさに贅の限りを尽くした逸品です。