雛人形のお手入れ|雛人形・五月人形・浮世人形なら真多呂人形~大正8年創業~

真多呂人形のコラム

雛人形のお手入れ

雛人形は女のお子様の健やかな成長と幸せを願うもので、
雛祭りが終わった後はキレイにお手入れして大切に保管してください。
汚れがあったり保管状態が悪いと衣装が虫に食われたり、カビが生えることがありますのでご注意ください。

雛人形の持ち方

人形を触るまえは手をキレイに洗い、とくに白さが特徴の顔や手は汚れが目立ちやすいので、
なるべく直接触れないようにしてください。
雛人形は頭、手や腕、袖口などを持ってしまうと形が崩れてしまいます。
まず、片手で胴体を後ろから前方を持ち、もう一方の手は下から支えるよう優しく持ってください。

お顔のお手入れ

習字の筆(未使用で乾燥したもの)や綿棒で軽くなぞりホコリをとってください。
顔は指で直接触れると皮脂など目に見えない汚れが付着することがあるので、
乾いたガーゼなど柔らかい布で軽く拭いてください。
雛人形のお顔は水が厳禁なのでご注意ください。

最後は和紙(または半紙かティッシュペーパー)を長方形に折って、雛人形の顔に巻きつけます。
顔にピッタリとくっつけないよう軽く巻いてください。
紙の端と端をねじるか、頭の方でテープ留め(お顔や髪にテープがつかないよう注意してください)してください。

衣装のお手入れ

衣装はお人形専用のハタキや新しい毛筆などでホコリを落とし、
汚れや水が付いていないかチェックして、汚れはとって自然乾燥させてください。
虫が付くと穴が開いたり変色するので、ティシュペーパーや和紙でふんわり包んで
雛人形専用の防虫剤を入れてください。

保管方法

箱にしまう時は、一体ずつぶつからないように、軽く丸めた半紙をお人形とお人形の間にはさみ込んでください。
また、雛人形は直射日光が当たらない湿気の少ない押入れやクローゼットなどで保管してください。
風通しの良い上の方にしまうことがお勧めです。