雛人形についての基礎知識|雛人形・五月人形・浮世人形なら真多呂人形~大正8年創業~

真多呂人形のコラム

雛人形についての基礎知識

節句は「病や禍(わざわい)などから子供を守ってくれますように」と子供の無事な成長を願う風習で、
女の子は雛人形を飾ってお膳を用意してお祝いをします。
一昔前は親戚や近所の人を招いて盛大にお祝いをしたものですが、
昨今ではごく一部の身内だけでお祝いすることが一般的です。
ご親戚の方などを招待する場合、3月3日かその前日が良いと言われています。

雛祭りにかかせない雛人形は一人一体が理想とされています。
これは、女の子の禍(わざわい)を人形に移し、身代わりとなって川に流していた昔の風習があるためです。
昨今は住宅事情や核家族化、経済的な事情で何人かの女のお子様がいる家庭でも

一体しか用意しないご家庭もあるようです。

雛人形は母方の実家から贈られる傾向にありましたが、
最近は両家で一緒に購入するなど家庭によってそれぞれ違います。
お住まいの地域やご実家の風習などでお祭りの方法が違う事もあるので両家で確認してみましょう。
両家ともにお祝いしたい場合や親戚から何かを贈る場合は雛飾りもお薦めです。

また、雛壇の両脇に細工を吊す名前旗やまり飾りは、
二人目・三人目の女の子がお生まれになった際に喜ばれるようです。
雛祭りや雛人形には、お子様の成長を祈願するものなので、
必ずこうしなければならないと言った決まり事はありません。
ご家族皆様で心を込めて、お子様が喜ぶお祝いにしていただくのが一番かと思います。