五月人形は誰が買うの?
昔
五月人形は誰が買うべきでしょうか?
昔の風習では、五月人形は嫁ぎ先の両親が用意し、
鯉のぼり、武者幟、武者人形等はお嫁さんやお婿さんの実家が
用意することになっていました。
現在も、地域によれば、こういう風習が残っているところもあります。
現在
現在では結婚は嫁や婿のやり取りではなくなりました。
子や孫に会いたければ、いつでも会えるようになりました。
核家族化が進んだ為、嫁ぎ先もお嫁さんの実家も
見栄を張る必要がなくなりました。
マンションやアパートだと、五月人形の保管スペースを
確保するのも難しくなります。
昭和50年代までは大きな段飾りの五月人形が主流でした。
しかし、最近では住宅事情や核家族化等から、
よりコンパクトな兜飾りが主流になっています。
また、初節句のお祝いの宴も自宅に親戚やご近所を大勢招くことは少なく、
両家のご両親と飲食店での会食で済ますことも多くなっています。
このような家族形態等の変化を受け、現在では五月人形は両親が子や孫と
一緒に見て、子供たちに選ばせ両親が買うというのが主流です。
ただ、関西では「お嫁さんやお婿さんの両親」が多く、
関東では「嫁ぎ先の両親」が多い等の地域差もあります。
最近
最近では、次のようなケースも増えています。
・両家で話し合って費用を折半して子供たちに選ばせる。
・両家からのお祝い金で若夫婦が購入し、
両家のご両親は武者人形等の脇飾りを贈る。